地域再生計画の作成主体の名称
沖縄県国頭郡国頭村
本村は、県庁所在地である那覇市から約 100km、沖縄本島の最北端に位置
する山村地域である。村の中央部は沖縄本島最高峰の与那覇岳(503m)をは
じめとして多くの山々で形成された豊かな自然を有し、その生物多様性が
評価され、昨年9月にやんばる国立公園として国内 33 番目の国立公園とし
て指定を受け、世界自然遺産候補地にもなっている。
国頭村の人口は、平成 22 年度に実施された国勢調査では 5,188 人、平成
27 年度では 4,908 人と、5,000 人を割り込み、人口減少が急速に進行して
いる地域である。
4-2 地域の課題
本村は、西部地域を国道 58 号が南北に縦走し、沖縄本島最北端の辺戸岬
をはじめ、大石林山、茅打バンタ及び比地大滝など観光資源も豊富であるが、
観光入域客数については、平成 26 年度から 60 万人前後で推移し横ばいと
なっている。観光客の傾向としては、那覇から約 100km と日帰りが可能な距
離であることから、通過型観光が主体となっており、宿泊型の観光客が少な
く、観光交流人口の増に向けた対策が課題となっている。
地域再生を図るために行う事業
5-1 全体の概要
「国頭トレイルランニング大会」の開催を通じて、交流人口の拡大を図ると
ともに、地域の観光資源を活かしたヨガ体験やパークゴルフ等の体験型オプ
ショナルツアーの開催及び国頭村ならではの食文化である「ハイケイ(廃鶏)」
の炭火焼きで食する体験イベント等の開催により、交流人口の増加に向けた
取り組みを推進する。